馬籠宿の石仏




  江戸時代、江戸と京都を結ぶ主要街道として、太平洋沿岸近くを行く東海道と本州中部山岳地帯を行く中山道が整備されていた。
  東海道は大井・浜名・桑名の渡しなど、水量が多いと数日間も川を渡れないこともあり、距離は長いが旅程の組みやすい中山道を利用した人も多かったようです。

 中山道は江戸(東京)日本橋から上州、信州、美濃を経て京都・三条大橋に至る街道で 69の宿場が置かれ、馬籠宿は 43番目の宿場でした。
  街並みは明治・大正の大火により、急な坂道に敷き詰められた数百メートル程の石畳を残し焼失した。  いま、石畳の坂道に沿って軒の低い格子造りの町並みが復元され、多くの観光客で賑わっています。
  文豪・島崎藤村の生まれ故郷としても知られ、名作 「夜明け前」 の舞台にもなった宿場町で、石畳の坂道の中程には藤村記念館があります。

 幕末に皇女和宮が降嫁の際この中山道を利用、私の住む桶川市・桶川宿で 一泊したとか、市では当時を再現した 「皇女和宮行列」 を毎年11月に盛大に開催しています。

馬籠宿:JR中央本線 落合川駅の東 3kmです。
  岐阜県中津川市 (2005年の越県合併により長野県木曽郡山口村から編入した)
宿内は車進入禁止、宿場の入口と出口近くには大きな駐車場があります。